劇場版『鬼滅の刃』は『千と千尋の神隠し』『君の名は。』越えるのか

吾峠呼世晴（ごとうげ・こよはる）さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃（きめつのやいば）」の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」（外崎春雄監督）が、10月16日の公開から31日間で興行収入が233億円を突破しました。

観客動員数は1750万人を突破し、邦画・洋画を合わせた歴代興行収入ランキングの第4位の「君の名は。」（2016年公開）の約250億円に迫る勢いで、ただいま第5位にランクインしています。

「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎（かまど・たんじろう）が、鬼に変異した妹・禰豆子（ねずこ）を元に戻すために旅立つというストーリーで、人気を博しました。

原作は、2016～20年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載され、テレビアニメが2019年4～9月に放送されました。

テレビアニメの放送と共に原作の人気も加速し、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部を突破するなど社会現象となりました。

劇場版『鬼滅の刃』は『千と千尋の神隠し』『君の名は。』越えるのか

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10月16日に公開されたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入が16日、発表されました。

初日から1ヶ月間で動員数1750万5285人、興行収入233億4929万1050円を記録しました。

（す、すげぇ…。）

公開3日間で興行収入46億円、10日間で107億円、17日間で157億円、24日間で204億円、公開16日間で動員数1000万人を突破した大ヒットとなりました。

公開より10日間での100億円突破は、日本で上映された映画の中で最も速い日数になります。

また、この1週間でも約30億円ペースで興収が伸びており、入場者特典の配布企画を12月下旬まで実施することから、20～30億円のペースを維持すれば、年内にも『千と千尋の神隠し』（308億円）超えすると思われます。

（つまり、歴代1位の可能性も⁉）

日本のアニメ映画興行収入ランキング

興行収入ランキング４位の映画「君の名は。」（新海誠監督、１６年）の興収２５０億円、３位の「アナと雪の女王」（１４年）の興収２５５億円超えになる勢いです。

4位の「君の名は。」（2016年公開）が記録した250億3000万円にはもう追いつきそうです。

1位は「千と千尋の神隠し」（01年）が持つ308億円。

公開から3日間で興行収入46億円の大ヒット発進し、10月25日には同107億円、11月8日までには同200億円を突破し歴史を塗り替え続ける劇場版「鬼滅の刃」。

封切りから24日での200億円超えは、これまで「千と千尋の神隠し」が持っていた59日目を35日も更新する最速記録です。

「鬼滅」は史上最速の公開１０日間で興収１００億円を、同２４日間で２００億円を突破するなど、驚異的なスピードで興収記録を更新しています。

鬼滅の刃とは？

『鬼滅の刃』は、2016年2月から20年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画が原作で、コミックス累計1億部を突破する人気作です。

原作は吾峠呼世晴さんの漫画で昨年アニメ化され人気が沸騰しました。

鬼に家族を殺された主人公が鬼と化した妹を人間に戻すため壮絶な戦いに挑む物語で、映画では「無限列車」に乗り込んだ主人公らと鬼との戦いを描きます。

大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台で、炭売りの少年・炭治郎は、人喰い鬼に家族を惨殺されたことで一変し、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために旅に出るストーリーです。

昨年4月から9月にかけてテレビアニメが放送され、人気に火が付き社会現象にもなりました。

アニメの最終話からつながる今回の劇場版は、鬼が乗っ取った“無限列車”を舞台に、炭治郎と炎柱・煉獄杏寿郎らが鬼と戦うストーリーが展開されます。

新しい任務を任された炭治郎たちが、煉獄とともに短期間のうちに40名以上の行方不明者を出しているという“無限列車”を捜索します。

だから、劇場版の話はテレビアニメ最終話からつながる物語になります。

炭治郎、炎柱の煉獄杏寿郎（れんごく・きょうじゅろう）ら鬼殺隊が短期間で40人以上の行方不明者を出しているという無限列車の調査に向かうところから始まります。

ぜひ、映画を楽しんでくださいね。