『あしたのジョー』アニメ無料動画が全話視聴できる動画配信サービス

天涯孤独な不良少年・矢吹丈は、元ジム会長の丹下段平にボクシングの才能を見出されました。そして、その後に送られた少年院で、生涯のライバルとなる力石徹と出会います。力石のパンチに沈み、敗北を味わったジョーは本格的にボクシングの世界へ身を投じていくお話です。

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第1話 あれが野獣の目だ！

東京の片隅、ドヤ街の一角に気性の荒い少年･矢吹丈が流れ着いてきました。酔いどれ中年･丹下段平は、ふとしたことからジョーの動きにボクサーとしての稀有な才能を認め、自分と組んで拳闘をやろうと言い寄ります。

第2話 四角いジャングルに生きろ

かつて拳闘界で勇名を誇りながらも、その粗暴さから拳闘界を追われた段平は、ジョーを育て上げて再起する夢を抱きます。しかし、ジョーはそれを意に介さないどころか、段平にケガをさせたヤクザの元に慰謝料を請求しに行きます。

第3話 けものよ牙を向け！

段平はジョーにボクサーとして必要な練習を申し出ますが、ジョーには元々トレーニングなどやる気はありませんでした。そして下町の慈善家・白木財閥の令嬢・葉子に接触し、悪質な詐欺を企てるのでした。

第4話 熱きこぶしに涙をながせ！

ジョーが練習もせず、善意の金を巻き上げたと知った段平は驚愕します。ジョーに騙された葉子も彼を警察に訴えます。ジョーは警察から暴れて逃亡します。段平はジョーが立てこもったビルに乗り込み、怒りと悲しみの拳を突き放ちます。

第5話 あしたのために！ーその1ー

ジョーの身柄は警察病院へ移されました。反抗的な態度を取り続けるジョーに対して、段平はいちるの望みとしてボクシングの通信教育「あしたのために」を思い付きます。一方ジョーは、性格判定の結果、鑑別所へ移送されます。

第6話 燃えろ！左ジャブ！

暇を持て余すジョーは、1度は破った段平からのハガキに基づき鍛錬を始めていました。鑑別所でジョーはほかの不良少年たちと同室になり、部屋の主である巨漢･西寛一とその仲間から手荒い新入り歓迎のリンチを受けてしまいます。

第7話 狼を裁くな！

家庭裁判所で、ジョーの今後を決める裁判が開廷しました。下された判決は、最低1年1カ月の間、東光特等少年院に収監するというものでした。ジョーと共に少年院に護送される西は、噂に聞く少年院の恐ろしさに震えていました。

第8話 東光特等少年院

東光特等少年院の教官･池内はジョーの凶暴さを見抜き、脱走は不可能と宣告します。ジョーは手荒い歓迎をする先輩たちに牙を剥くと同時に、脱走法を思案するのでした。そして、この少年院で運命の男と出会います。

第9話 奴の名は力石徹！

葉子からのハガキを届けに来た男･力石徹の高慢な態度にジョーは反感を抱きます。野外作業中、ジョーは西と脱走を図るが、彼らの前に立ちはだかった力石の拳で絶たれます。ジョーは、力石への強烈な敵意を燃え上がらせます。

第10話 赤い夕陽に吠えろ！

力石に叩きのめされたジョーは、彼がプロボクシングの6回戦ボーイであり、粗野な客に暴行したため少年院に入ったことを知ります。ジョーは打倒力石に執着するようになり、自ら段平に「あしたのために」の続きを求めます。

第11話 地獄の底で燃えろ！

葉子が素人劇団を率いて少年院を慰問に訪れます。劇団員に潜り込んだ段平に、汚れ役をさせた葉子の高慢さにジョーは激高します。怒るジョーの前に、葉子の祖父が会長を務める白木ジムに所属する力石が、またも立ちはだかります。

第12話 燃える太陽に叫べ

乱闘寸前になったジョーと力石に、葉子と段平は戦いはボクシングでつけるよう勧告します。収容生の若いエネルギーをスポーツで発散することに賛同した白木家財閥が後援し、院を挙げてのボクシング大会が企画されます。

第13話 宿命のリングに立て

ジョーは数人の収容生をパンチで叩きのめしました。それに力石は動じることもなく、練習とばかりに自らの拳で牛2頭をKOします。両者の間に緊張と期待が高まる中、段平はかつての自分愛用のクラブをジョーに託します。

第14話 KOゴングはまだか！

力石はジョーを1分でマットに沈めると予告しました。ダウン無制限の変則ルールの基に始まった闘いは一方的に力石優勢で進行しますが、ジョーは粘り続け、ついに双方のパンチが同時に相手をマットに沈めるのでした。

第15話 白いマットの子守唄

力石の決め技、左ストレートに対して、ジョーは段平が伝授したクロスカウンターで応戦します。試合後2人は健闘を認め合います。一方、番外試合のリングでは青びょうたんと呼ばれる少年･青山がTKOを勝ち取っていました。

第16話 裏切りの落日

2回目のボクシング大会の日程が決定します。葉子は段平に、正式に少年院の専従コーチを依頼します。大会が10日後に迫る中、段平はなぜかジョーによそよそしい様子でした。そして段平が懇意にコーチを始めたのは何と青山でした。

第17話 嵐のなかに一人

青山の特訓に張り付く段平に、ジョーはプライドをかなぐり捨てて教えを乞います。その胸中には、打倒力石の一途な念のみがありました。やがて練習試合の場で、青山は対戦相手の沼田に打ち勝ち、院の誰もが意外な展開に驚きます。

第18話 悲しきリングロープ

院内の寮対抗試合が始まりました。特訓を経た青山は余裕で参加します。彼の視線の先には、2回戦で当たることになるだろうジョーがいました。一方ジョーは、1回戦の相手･松木に苦戦。涙と汗に濡れた顔でぶざまな闘いを続けます。

第19話 恐怖のレバーブロー

ジョーは松木に辛勝し、青山との第2回戦を迎えます。院生はジョーに一種の畏敬を抱いていたが、今は青山への声援の方が多い様子でした。青山は小技の積み重ねとガード、そして頭脳的な駆け引きでジョーをマットに沈めます。

第20話 傷だらけの勝利

カウント9で立ったジョーは、捨て身で青山のガード戦法を模倣します。それが試合の流れを変え、青山に勝利します。段平がジョーを突き放したのは、ジョーに従来以上の闘争心と防御の技術を体得せることが狙いでした。

第21話 栄光ある小さな勝負

力石はジョーに戦いを求め、リング内で打ち合いが始まります。だがその闘いは段平に制されます。3日後の退院とプロボクサーとしての再デビューが決まっている力石に、段平はジョーをプロボクサーに育てることを約束します。

第22話 まぼろしの力石徹

力石の退院の日、ジョーが去り行く宿敵を見送る際、力石はジョーの行く末において、段平が障害となることを暗示します。やがて青山も退院の日を迎えます。彼は最後に、再びリングで闘志を燃やすジョーを見たいと願い出ます。

第23話 あばよ少年院

2年のブランクを経た力石の再デビュー戦がTV中継されていました。見事に勝利を収めた力石にジョーは闘志を燃やします。そして、ジョー自身の退院の日、ジョーと院生そして教官は、別れを惜しみながら最後の馬鹿騒ぎに興じます。

第24話 帰えって来たドヤ街

ドヤ街に戻ったジョーは、泪橋下に「丹下拳闘クラブ」ジムを見て驚きます。ジョーとの再会を喜ぶ子供たち、近所で働きながら段平の指導を受ける西でした。そこに力石から「丹下拳闘ごっこクラブ」宛ての葬式用花輪が届きます。

第25話 野良犬の掟(おきて)

ある日、丹下拳闘クラブに、ジョーと少年院で顔馴染みだったゲリラという男が忍び込みます。ゲリラは今の境遇のジョーを、鎖に繋がれた野良犬と罵ります。それに対しジョーは、自分の意思で力石と戦うことの意味を語ります。

第26話 絶望のライセンス

ジョーは西と共に、近所の店で働き始めていました。一方、段平は丹下拳闘クラブに公認許可を得ようと日本ボクシング協会に申し入れますが、復活は認められませんでした。夢を砕かれた段平は暴れ、警察に逮捕されてしまいます。

第27話 明日に架ける橋

葉子は段平の身元引受人となりました。葉子の祖父は、ジョーたちを近代的設備を誇る白木ボクシングジムに誘います。ジョーの心は揺れますが、同じジムの力石とは公式戦で戦えないという事実に気付き、彼の提案を辞退します。

第28話 栄光への賭け

ボクシング全日本新人王選手権会場で、アジア拳闘クラブ大高会長の秘蔵っ子・ウルフ金串に目をつけたジョーでした。報道陣の前でウルフを挑発し、右クロスカウンターを決め、一躍拳闘界の注目の的になります。

第29話 明日への挑戦

段平に会長役のライセンスが降りました。そんな時、プロを目指す稲垣と出会ったジョーは、己のボクシングが自己流であることを思い知らされます。ジョーは稲垣に倣い、初等のC級ではなくてB級のプロテストに応募します。

第30話 試練のプロテスト

ジョーは西と共に、プロテストに臨むが、筆記試験は全滅します。続く実技試験の相手はあの稲垣でした。経験豊かな稲垣の技巧はジョーをあざけるかのように翻弄しますが、ジョーの両手ブラリ戦法をきっかけに形勢は逆転します。

第31話 翔(はば)たけプロボクサー

西とジョーのデビュー戦の日が決定しました。ドヤ街の人々は、丹下ジムの正式な発足と彼らの合格を祝い、ジョーの胸はかつてない充実感で満たされていました。力石やウルフの持つリングは目の前でした。

第32話 輝くリングへの道

西のデビュー戦は緊張のあまりTKO負けになってしまいます。続いてリングに立つジョーでした。熟練の村瀬に苦戦しつつも、意表を突くノーガード戦法は試合の流れを変え、ただ一撃のクロスカウンターが勝敗を決しました。

第33話 初勝利バンザイ

初勝利後、控室に奇妙な風来の医者･大井川が現れ、無償のホームドクターを買って出ます。一方、ジョーは初勝利を祝う葉子からの薔薇の花束と紀子がくれたスミレの花を比較し、無神経さから紀子を怒らせてしまいます。

第34話 ボクサー志願

ジョーは3連勝を遂げるが、相変わらず丹下ジムの生活は貧しい状態でした。そんな折、ジョーに憧れた石倉が丹下ジムに入門を申し込みます。段平は断ったが、高額の入門料を携えた石倉をジョーは勝手に門弟にしてしまいます。

第35話 ガンバレ！西

3連敗となってしまった西は、次で負けたら引退しようと決意します。子供たちは西を励まそうと、憧れの紀子に似せた元･女形を観客席に連れて来ます。またも劣勢となる西だが、ジョーの頬の涙に気付き闘志が湧き起こります。

第36話 牙をむくウルフ金串

ウルフは、ジョーのクロスカウンターの恐怖を忘れられないでいた。大高会長はそんな彼に秘策を授けます。やがて、大高はジョーとウルフの対戦を申し入れます。その頃、ウルフはジョーを打倒する秘密特訓を続けていました。

第37話 怒りの大特訓

報道陣も閉め出すアジア拳の猛特訓をします。ジョーは、ウルフが左ストレートを使わないのでは、と考えます。太郎たち5人は視察に忍び込みますが、痛めつけられてジョーの元に返されます。そして左ストレートを放つと宣言します。

第38話 史上最大の六回戦

ウルフ戦です。ジョーは、1度はウルフをダウンに追い込むが、ウルフも殺人パンチで応戦します。両手ブラリに出るジョーでした。ウルフの左ストレートが唸り、ジョーはクロスカウンターで応じるが、それこそがウルフの狙いでした。

第39話 勝利のトリプルクロス

ジョーの右クロスを封じ、同時に右ストレートへと攻撃を切り替えたウルフでした。ジョーは再度クロスカウンターをくじかれます。だが、ジョーは勝利を焦るウルフの一瞬の隙をつきトリプルクロスカウンターを炸裂させます。

第40話 白銀に誓(ちか)う

ジムの一行とドヤ街の連中がバス温泉へ向かう途中、ジョーはラジオでウルフ再起不能の報を知ります。段平とジョーはアジア拳に挨拶に行くが、大高は敗者には冷淡でした。ジョーはウルフの未来を奪った事実に心を痛めます。

第41話 力石徹の挑戦

力石との試合を意識しつつも、周囲の人々と和やかな生活を送るジョーでした。しかし、ウルフ戦でジョーの進化を認めた力石は、フェザー級からジョーがいる2階級下のバンタム級に転向するため、過酷な減量計画を決意します。

第42話 男の世界

ジョーと力石の試合が死闘になると知りつつも、段平は両者に戦う以外の選択肢がないことを痛感します。一方、減量は自殺行為だと止めようとする葉子を振り切り、力石は白木ジム地下の物置にこもって戦いに備え続けます。

第43話 残酷な減量

ジョーと力石の試合が正式決定しました。段平は減量地獄に耐え続ける力石の執念に打たれ、ジョーもまた彼の身体が消耗する事態に気を揉みます。そんな折ジョーは、減量中の西が夜中にうどん屋に駆け込む姿を目撃します。

第44話 苦闘！力石徹

バンタム転向が叶った力石は、フィリピンの老練ボクサー･レオと対戦します。痩せ細り、アッパーしか打とうとしないその姿に、ジョーは不安すら覚えます。しかし、それはジョーのクロスカウンターに向けた戦術でもありました。

第45話 打倒！力石へのスェイバック

力石のアッパー攻撃に対し、ジョーは両手ブラリ体制のまま、防御のスェイバックを活用することを思い付きます。段平と西が4本の腕でアッパーを放つ特訓の中、幾度も倒れながらも、目指す逆転技を徐々に身に付けていきます。

第46話 死を賭けた男

ジョーが特訓を続ける頃、力石もまたウェイト維持に心血を注いでいました。ついに極限状態に達した力石は水を求めて徘徊します。だが全ての水道の蛇口には硬く封印がされていました。そこへ、葉子は1杯の白湯を差し出します。

第47話 嵐の前のふたり

試合当日、計量の場で力石に再会したジョーと段平は、相手が見事に減量に成功したことを認めます。ジョーは、彼がここまでの覚悟で戦いに臨んでくれたことが本当に嬉しかった様子でした。ジョーと力石は無言で握手を交わします。

第48話 宿命の対決

減量の果てに力石が肉体を安定させたことを実感するジョーでした。試合で両手ブラリのジョーは、力石のアッパーをスェイバックでかわし、ストレートを放ちます。だが、その体制からのパンチには十分な威力はありませんでした。

第49話 果てしなき死闘

鋭い力石のアッパーを警戒したジョーは3R開始後、相手の懐に飛び込みます。両者は激しいフックの応酬の末に、ジョーは連続でダウンします。4R、接近戦の好機を得たジョーでしたが、力石の的確なアッパーが炸裂します。

第50話 闘いの終り

ジョーは力石の猛攻にダウンを喫し、力石もジョーのパンチに倒されます。辛うじて立った力石はジョーの両手ブラリを模倣します。そして8Rに。焦ったジョーはダブルクロスカウンターで攻勢に出ますが、力石はそれを待っていました。

第51話 燃えつきた命

死闘が終わり、力石はジョーからの握手に笑顔で応じますが、その身体がマットに崩れました。控室に戻ったジョーに、記者たちは力石の急死を告げます。悲痛な叫びを上げ、ジョーは力石の亡骸と対面します。

第52話 さらば力石徹

力石の葬儀の日、ジョーは段平と西に弔問を任せ、悲しみを拭うように河原で子供たちと遊びます。しかし、やはり心苦しくなり涙します。その姿を物陰から窺う葉子でした。ドヤ街の仲間たちの気遣いも重荷となるだけでした。

第53話 憎いあんちくしょう

力石の思い出を抱えて夜の町を彷徨うジョーでした。家族のない自分にとって、力石は無二の存在でした。ジョーは罪に問われない事実に自責の念を募らせて自暴自棄となり、本当の殺人を犯して罰を受けようとまで考えます。

第54話 悲しみの十点鐘

後楽園ホールでは、力石の死を慎むテン･カウント･ゴングが行われました。その光景を街頭TVで見るジョーの姿が。やがて彼は記者に見つけられ、葉子がいる所に案内されます。それは喪失の悲しみを背負った2人の再会でした。

第55話 さすらいのバラード

ジョーは、ヤクザの用心棒となったウルフ金串の変わり果てた姿に遭遇します。ウルフは、1度は伝法組のヤクザを打ちのめすものの、プロのケンカ屋･権藤に半殺しにされます。ジョーはウルフをかばい、権藤を叩き伏せます。

第56話 よみがえる狼

権藤との乱闘は情状酌量の扱いとなり、報せを聞いた段平はジョーの身柄を引き取ります。依然としてジョーの思い詰めた表情は晴れませんでしたが、ジムの屋根裏で力石の死亡記事を前にした彼は、段平に再起への決意を語ります。

第57話 傷ついた野獣

ジョーは、西とのスパーリングでボディーへの見事な強打を決めます。しかし西は、ジョーが頭部に打ってこないことを不審に思います。段平は、力石を死に至らしめたことがジョーの傷跡になっているのでは、と不安を抱きます。

第58話 勝利のボディブロー

ジョーと殿谷の10回戦が開始します。段平と西は不安を隠したまま、ジョーの試合を見守ります。殿谷の猛攻を受けながらも、ジョーはボディーブローで相手をKOします。しかし、段平が期待する頭部への一撃はありませんでした。

第59話 しのびよる黒い影

復活したジョーは、強烈なボディー攻撃で日本バンタム級の選手を次々と打倒します。ジョーの快進撃を脅威に感じた日本ボクシング協会の会長連は、チャンピオン･タイガー尾崎と異例のカードが組み、ジョーの抹殺を図ります。

第60話 激闘のスパーリング

拳を痛めた西の代わりにスパーリング相手を用意すると墨東拳の会長がジョーを招待しました。だが墨東ジムには、タイガーや彼の所属する太陽ジムの国友会長らが集い、ジョーの動きをスパイしていました。

第61話 投げられたタオル

タイガー戦です。リングに立ったジョーに、国友会長は弱点を見破ったと語ります。タイガーはジョーがまともに顔面を打てないと気付いていて、勝機を窺っていました。互いの拳が顔面を狙う中、段平は試合放棄のタオルを放ちます。

第62話 生きていた力石徹

試合後、段平から戦う相手が内なる力石の亡霊だと聞かされたジョーは闘志を固めます。しかし、次の相手、日本第1位の原島もジョーの弱点を知っていました。ジョーは必死に敵の顔面を打つが、ストレスに襲われます。

第63話 最後の挑戦

サンドバッグのテンプル位置を連打し、必死に自己と闘い続けるジョーでした。次戦、日本第2位の南郷との試合が再起を賭けた最後のチャンスかもしれませんでした。一方、葉子は世界ランキング6位のカーロスを迎えていました。

第64話 カーロス登場

南郷戦です。ジョーは自身の不調に加え、レフェリーまでも兵頭一派の息が掛かっているため苦戦します。結果、南郷の頭部へのパンチを躊躇したジョーは、無残な3連敗を喫しました。葉子はカーロスに、いよいよ出番だと告げます。

第65話 リングある限り

段平はジムの解散を決意します。林屋にジョーと西の今後を頼みますが、ジョーは1人でもボクシングを続けようとします。そんな彼の前に、日本地方工業の社主と名乗る男･河野が現れ、ジョーをドサ回り健闘ショーにスカウトします。

第66話 明日への旅立ち

泪橋を出発したジョーは、上野駅への道すがら、遠方への旅に憧れる少年と言葉を交わします。やがて、彼の前に河野一座の仲間となる稲葉が現れます。ホームで涙ぐむ紀子やサチたちに別れを告げたジョーは列車へ乗り込みます。

第67話 小さな冒険旅行

ジョーが大洗にいると知った子供たちは上野駅から目的地に向かいますが、不正乗車が発覚しかけて途中下車します。夜道を徒歩で進む途中、親切な鉄道員のトロッコに救われた子供たちは、翌朝ようやくジョーに再会します。

第68話 仕組まれた八百長

河野はジョーを興行のスターとして盛り立てるため、ほかの連中に八百長負けを指示します。ジョーは反発を覚え、本気で闘い仲間たちに怪我をさせてしまいます。稲葉はそんなジョーの気迫を受け止め、1人真剣勝負で応えます。

第69話 牧場の子守唄

稲葉と山歩きを楽しんでいたジョーは、霧の中で崖下に転落、桧山牧場の娘･ユリに救われます。現れたユリの母に、ジョーはおぼろげな母の面影を重ねます。その牧場に強盗が押し入るが、何とその主犯はユリの兄でした。

第70話 気になるあいつ

葉子はカーロス対南郷戦を、ジョーが興業中の仙台で行うようにしていました。泪橋に赴いたカーロスは、彼が今も一同から慕われていることを知ります。やがて、ジョーの前に現れたカーロスは試合で秘密兵器を見せると言い放ちます。

第71話 無冠の帝王カーロス

ジョーは興行の合間にテレビの前に陣取り、カーロス対南郷戦を凝視しました。ぶざまな戦いが続くカーロスでしたが、最後の最後に彼は秘密兵器を繰り出します。これを見破れるかが、カーロスのジョーへの挑戦状だったのでした。

第72話 帰えれ、輝くリングへ

紀子からドヤ街の近況を伝える手紙が届きますが、ジョーはカーロスの試合を観てから興業に身が入りません。稲葉と河野はジョーを東京に送り返そうと相談します。仲間の友情の中でジョーの引退試合が開かれます。

第73話 よみがえるクロスカウンター

帰郷したジョーは葉子を訪ね、カーロスのスパーリング相手を願い出ます。葉子の指示で、2人はやむなく16オンスという重めのグローブを着けます。力石の呪縛から解き放たれたジョーはクロスカウンターを繰り出します。

第74話 今日からの出発

丹下ジムは、ジョー不在の間に荒れ果てていました。ジョーは段平や子供たちと共にジムの再建を始めます。一方、西は腕の故障でボクサーを辞めていました。紀子に付き添われてやっと会いに来た西の胸中を察したジョーは⁉

第75話 リングの魔術師カーロス

再びドヤ街で練習に励むジョーに紀子は複雑な表情を見せます。カーロス対原島戦です。相手の連打を浴びるカーロスだが、例の秘密兵器が炸裂します。一見ラッキーな勝利のようでしたが、ジョーは原島のKO負けに気付いていました。

第76話 燃える挑戦状

カーロスVSタイガー戦です。カーロスは1分KOを宣言します。呆れる記者たちでしたが、試合ではタイガーをただの一撃でKOしました。ついに牙を剥いた黒豹です。そして彼は、まだ自分が日本に残る理由をジョーとの対戦だと語ります。

第77話 男の戦い

カーロスと世界チャンピオン、ホセ･メンドーサの試合を段取りしたロバートの旧友プロモーターは、ジョーとの試合を止めるよう提案します。スラム街から這い上がってきた2人にとってチャンピオン戦は栄光への階段なのでした。

第78話 死闘‼カーロス対矢吹丈

カーロス戦です。段平は一拳闘ファンとしてジョーに込めた思いを語ります。葉子も擦れ違うジョーに小さな応援を捧げました。2度のダウンを喫したジョーでしたが、スパーリングで会得したロープ際戦法でカーロスを迎え撃ちます。

第79話(最終話) 燃えろ 遠く輝ける明日よ‼

再度のロープ際戦法を逆転策で絶ったカーロスは、ジョーに小細工抜きの戦いを提案します。足場を変えずに殴り合い、最後は失神に至る両雄でした。試合後、葉子に礼を言うジョーでした。ドヤ街の仲間たちは泪橋で彼の帰りを待ちますが⁉

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