エヴァンゲリオンに登場する使徒の種類は非常に多く、それぞれの使徒ごとに異なる部分があります。
エヴァの謎のカギを握るひとつでもあり、エヴァの考察の際には必要不可欠です。
新劇場版エヴァンゲリオンでは、ナンバリングが変更されました。
エヴァンゲリオンの使徒を番号順に一覧形式でご紹介します。
使徒番号 | 旧 | 新 |
1 | 第1使徒 アダム | 第1の使徒 アダムス |
2 | 第2使徒 リリス | 第2の使徒 リリス |
3 | 第3使徒 サキエル | 第3の使徒 |
4 | 第4使徒 シャムシエル | 第4の使徒 サキエル似 |
5 | 第5使徒 ラミエル | 第5の使徒 シャムシエル似 |
6 | 第6使徒 ガギエル | 第6の使徒 ラミエル似 |
7 | 第7使徒 イスラフェル | 第7の使徒 |
8 | 第8使徒 サンダルフォン | 第8の使徒 サハクィエル似 |
9 | 第9使徒 マトリエル | 第9の使徒 バルディエル似 |
10 | 第10使徒 サハクィエル | 第10の使徒 ゼルエル似 |
11 | 第11使徒 イロウル | 欠番 |
12 | 第12使徒 レリエル | 第12の使徒 |
13 | 第13使徒 バルディエル | 第13の使徒 渚カヲル |
14 | 第14使徒 ゼルエル | |
15 | 第15使徒 アラエル | |
16 | 第16使徒 アルミサエル | |
17 | 第17使徒 タブリス | |
18 | 第18使徒 リリン |
- 第1使徒 アダム〈旧〉/第1の使徒〈新〉
- 第2使徒 リリス〈旧〉/第2の使徒〈新〉
- 第3の使徒〈新〉
- 第3使徒 サキエル〈旧〉/第4の使徒〈新〉
- 第4使徒 シャムシエル〈旧〉/第5の使徒〈新〉
- 第5使徒 ラミエル〈旧〉/第6の使徒〈新〉
- 第6使徒 ガギエル〈旧〉
- 第7使徒 イスラフェル〈旧〉
- 第7の使徒〈新〉
- 第8使徒 サンダルフォン〈旧〉
- 第9使徒 マトリエル〈旧〉
- 第10使徒 サハクィエル〈旧〉/第8の使徒〈新〉
- 第11使徒 イロウル〈旧〉
- 第12使徒 レリエル〈旧〉
- 第13使徒 バルディエル〈旧〉/第9の使徒〈新〉
- 第14使徒 ゼルエル〈旧〉/第10の使徒〈新〉
- 第11の使徒〈新〉
- 第15使徒 アラエル〈旧〉
- 第16使徒 アルミサエル〈旧〉
- 第12の使徒〈新〉
- 第17使徒 タブリス〈旧〉/第13の使徒〈新〉
- 第18使徒 リリン〈旧〉
第1使徒 アダム〈旧〉/第1の使徒〈新〉
アダムから誕生したのが第3から第17までの使徒です。
アダムから生まれた使徒は「生命の実」を食べた存在と言われています。
白き月に乗ってきたアダムは地球に到着し、生命の種として地球に使徒を誕生させました。
第2使徒 リリス〈旧〉/第2の使徒〈新〉
リリスから誕生したのが人間です。
リリスから生まれた人間は「知恵の実」を食べた存在と言われています。
黒き月に乗ってきたリリスはもともと別の星に行く予定でしたが地球に降りてしまい、地球に人間を誕生させてしまいました。
第3の使徒〈新〉
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破に登場する使徒です。原作には登場しておらず、新劇場版完全オリジナルの使徒です。
恐竜のような容姿に黒と黄色の蜂のような配色の体を持っています。破の冒頭にてマリの登場する仮設5号機との戦闘の末、殲滅されています。
第3使徒 サキエル〈旧〉/第4の使徒〈新〉
セカンドインパクト以来15年ぶりに、人類の前に姿を現した使徒です。フォルムは人に近似していますが、人のような頭蓋骨は存在しません。
国連軍の攻撃を容易に退け、使徒の戦闘能力の高さを人類に見せつけました。
N2地雷の攻撃により侵攻を食い止めたかのように見えましたが、すぐに復活します。自己回復能力で顔状の部位を一つ増やし、再び侵攻しました。
第4使徒 シャムシエル〈旧〉/第5の使徒〈新〉
甲殻のような身体部と目のような紋様を持つ頭部、腹部に折りたたまれた8本の節足など、甲殻類や昆虫のような姿に似ています。状況に応じて、飛行、戦闘、半飛行の三形態になることができます。
コア以外はほとんど原型を留めたまま捕獲されたため、使徒の構成素材、遺伝子配列などの貴重なデータを得られました。
第5使徒 ラミエル〈旧〉/第6の使徒〈新〉
正八面体の形状の使徒です。強力なA.T.フィールドと長射程かつ強力な加粒子砲を持っています。その戦闘力の高さは、ネルフ本部の作戦部長である葛城ミサトに「空中要塞」と言わせたほどです。
戦略自衛隊技術研究所から開発中の試作自走陽電子砲を徴用し、超長距離からの狙撃で使徒のコアを直撃する「ヤシマ作戦」を展開しました。
第6使徒 ガギエル〈旧〉
弐号機とアスカを移送中の国連軍艦隊を太平洋上で襲撃した使徒です。
水中活動に特化しており、その形状は魚類に相似します。全長500mを超すほどの大きさと高速度が生み出す物理的衝撃で、同艦隊の艦艇を沈めました。
第7使徒 イスラフェル〈旧〉
特殊能力分体を示した使徒です。分体とは、多細胞生物が、その個体を複数に分裂させることです。この使徒はEVAとの初期戦闘でこの分体能力を発揮、二体の使徒へと分体し、初号機、弐号機を苦しめました。
この使徒は一度分裂した個体を再び統合することも可能で、強羅絶対防衛線突破時には統合した姿を再び見せました。
第7の使徒〈新〉
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破に登場する使徒です。原作には登場しておらず、新劇場版完全オリジナルの使徒です。
水飲み鳥のような姿で、長い脚部が特徴的です。2号機と交戦し、デコイが破壊された後は姿を変えて再び復活しますが、コアを蹴り砕かれて殲滅されました。
第8使徒 サンダルフォン〈旧〉
浅間山火口内で、完成以前のさなぎの状態で発見された使徒です。観測機・耐熱バチスカーフがモニターしたその形状は、人間の胎児を彷彿とさせるものでした。
ネルフはこの使徒の捕獲を試みようとします。現資産の凍結も含むA-17を発令し、D型装備の弐号機を溶岩内に先行させました。しかし、回収の段階で使徒は覚醒し、古生物のアノマロカリスに酷似した姿へと急激な進化を遂げ、電磁柵を脱しました。
第9使徒 マトリエル〈旧〉
4本の接触動物のような脚部を持つ蜘蛛のような使徒です。
本体下面には目のような紋様が9つ見られますが、視覚とは直接関係していないようです。中央の紋様は、強力な溶解液を排出します。
第10使徒 サハクィエル〈旧〉/第8の使徒〈新〉
インド洋上空の衛星軌道上で発見された最大の使徒です。
高度な場所から強力なジャミングを展開し、地上の通信を広範囲に渡って妨害しました。N2航空爆雷による攻撃も試みられましたが、効果はありませんでした。調査していた衛星もA.T.フィールドによって破壊されました。この使徒は自らを切り離した小個体を落下させ、第3新東京市の包括的破壊を目指しました。
新劇場版では小個体を落下させず、そのまま空から降ってきます。また、使徒の本体と思われる姿(画像参照)も現しています。
第11使徒 イロウル〈旧〉
スーパーコンピューター「MAGI」に侵入したマイクロマシンサイズの使徒です。第87タンパク壁で発見された後、爆発的に増殖し、MAGIシステム内で浸食を続けました。
発現初期はオゾンという弱点がありましたが、この使徒はこの弱点を短時間で克服します。逆にオゾンを取り入れることで爆発的な増殖を成し遂げました。
第12使徒 レリエル〈旧〉
突如として第3新東京市内に出現した、錯綜した実像と虚像を持つ使徒です。
中空に浮かんだ球体は実像を持たない「影」幻影であって、実態はその下に広がった影の方でした。この厚さ約3ナノメートルの極薄の空間は、内向きのA.T.フィールドによって支えられており、その内部はディラックの海(Dirac’sOcean)と呼ばれる虚数空間で別の宇宙に繋がっています。
第13使徒 バルディエル〈旧〉/第9の使徒〈新〉
米国より日本へと空輸していたEVA3号機に侵入した粘菌状の使徒です。
松代での初期起動実験中に発現し、3号機と同化しました。
旧エヴァでは鈴原トウジが、新エヴァでは式波・アスカ・ラングレーが3号機に登場しました。
第14使徒 ゼルエル〈旧〉/第10の使徒〈新〉
冬月いわく最強の拒絶タイプらしいです。
初めてネルフ本部への侵攻を果たした使徒です。
鈍重そうな見た目とは裏腹に行動は俊敏です。肩下から伸びた帯状の腕を縦横に操り、対象を切断します。また、頭蓋骨から発される光線は、地上とジオフロントを隔てる18の特殊装甲を一瞬で損壊されるほどに強力です。
防御力も強靭で、EVA弐号機の各種兵器による攻撃も無力でした。さらにコアに至近距離でのN2爆弾も、コアを覆うカバーの展開で無効化されました。
第11の使徒〈新〉
唯一、作中に名前さえ登場しない使徒です。
ネット上ではシンジ説やカヲル説など、おもしろい考察が飛び交っています。
ここからはあくまでも筆者の予想ですが、破とQの間の14年間の間に登場していたのでしょう。(もしくはシンエヴァンゲリオン劇場版に登場するか。)しかし、今までは登場順にナンバリングされており、やはり破とQの間の14年間に登場した説が有力だと思われます。
第15使徒 アラエル〈旧〉
衛星軌道上に出現した、鳥のような使徒です。
その全身は光に包まれており、形状は不明瞭でした。迎撃のために弐号機が出撃しましたが、使徒は可視波長のエネルギー波を弐号機に照射し、パイロットの精神に直接心理攻撃を行っています。このエネルギー波はA.T.フィールドに近似しています。
第16使徒 アルミサエル〈旧〉
光るひも状の使徒です。発見時はDNAを想起させるような二重螺旋の円環として中空に浮遊していました。しかし、迎撃に出た零号機のA.T.フィールドを中和しつつ、生体部品を浸食、生体融合を目指しましたが、零号機のパイロットである綾波レイはそれを逆に利用します。自らA.T.フィールドを反転させ、自爆することで使徒を消失させました。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qに登場する第12の使徒と似ている部分が多々あります。
第12の使徒〈新〉
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qに登場する使徒です。TV版のアルミサエルと似ている部分がありますが、モデルになっているかは不明です。黒くコードのような姿をしており、先端は赤く発光しています。全身がコアで攻撃を受けた際には、巨大なコアの塊となって防御しています。アヤナミレイ(仮称)の目の前では笑った綾波レイのような巨大な顔に変化しています。
Mark.06内に潜伏していましたが、Mark.09がその頭部を切断したことで外部に放出し、活動を再開します。
第17使徒 タブリス〈旧〉/第13の使徒〈新〉
人類補完委員会によって直接送り込まれたフィフスチルドレンで、最後の使徒です。書類上では、過去の経歴は抹消済み、生年月日は西暦2000年9月13日セカンドインパクトと同一でした。しかし、その実態は人間の姿をした最後の使徒でした。
フィフスチルドレンとして実験に参加した後、弐号機を誘導し、セントラルドグマの侵入を果たします。
ゼーレが用意した伍号機以降の量産機、EVAシリーズに搭載されているダミープラグには「KAWORU」の名が記されています。
新劇場版では序から登場しておりながら、Qでようやく主人公であるシンジと接触しています。
第18使徒 リリン〈旧〉
渚カヲルが人類を指して言った呼称です。
葛城ミサトも「私たち人間もね、アダムと同じリリスと呼ばれる、生命体の源から生まれた18番目の使徒なのよ」と言っています。
伝承によれば、アダムが最初の妻リリスとの間にもうけた子どもです。
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