エディプスコンプレックスをわかりやすく『エヴァンゲリオン』で解説

エヴァンゲリオン
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こんにちは!アニメ好きのわんご(@15Wango)です。

エディプスコンプレックスについて『エヴァンゲリオン』の人間関係を通して解説しようと思います。

実は『エヴァンゲリオン』に登場する碇ゲンドウ、碇ユイ、碇シンジ、綾波レイの関係性が、このエディプスコンプレックスに当てはまっています。

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エディプスコンプレックスをわかりやすく『エヴァンゲリオン』で解説

エディプスコンプレックスについて『エヴァンゲリオン』を用いて解説します。

『エヴァンゲリオン』に登場する主人公・碇シンジとその父である碇ゲンドウ、母である碇ユイ、ユイのクローンである綾波レイの関係性がエディプスコンプレックスに当てはまっているので、ご紹介します。

息子シンジと父ゲンドウは母ユイを愛する

シンジとゲンドウが一緒に墓参りをする場面があるのですが、母ユイの墓石の前(実際にはそこにユイはいない)で「綾波を……、母さんを、何をするつもりなのさ、父さん!」とゲンドウに問いかけます。

このときすでに、シンジの中では綾波レイと碇ユイに共通するものを見ていたのでしょう。

妻のクローンである綾波レイに碇ユイの面影を重ねるゲンドウはもちろん分かります。

シンジがゲンドウに対して嫉妬を抱き、母親のクローンであるレイに性愛感情を抱くこの構図こそが、エディプス・コンプレックスです。

シンジの求めた家族愛

子どものシンジが公園の砂場に取り残される場面が印象的でした。

夕方の公園。

他の子どもたちはそれぞれの両親が迎えに来て、夕食の話をしながら帰っていくのですが、シンジには誰も迎えに来てくれません。

この時からシンジが求めていたのは、家族愛だったのではないでしょうか?

シンジには、母親と父親の愛情を感じ取る機会が少なすぎたと思います。

だからなのか、最初のシンジの性格は内向的で消極的でした。

父ゲンドウに意思表示をするシンジ

シンジは「乗れるわけないよ」とエヴァに乗ることに消極的でした。

しかし、重症の綾波レイが初号機で出撃しようとしているのを見て、「逃げちゃだめだ!」「やります、僕が乗ります!」と今度は反対に積極的にエヴァに乗ろうとしています。

これは父親である碇ゲンドウに対する意思表示です。

自分はエヴァに乗るパイロットなのだから、父にとって必要不可欠な存在なんだということを示したかったのではないでしょうか?

そして、「でなければ、帰れ!」と言い放った父親に対する反抗心でもあるのでしょう。

また、この時からシンジは綾波レイに対して、特別な感情を持っていたのではないかと思われます。

全く知らない赤の他人であれば、自分が代わりになんだかよく分からないエヴァに乗って、攻撃してくる使徒と戦おうなどとは思わないはずです。

母親の魂が入っている初号機に守ってもらったことと、どこか母親に似ている綾波レイを守りたいという感情から、自ら積極的にエヴァに乗ろうとしています。

綾波レイと碇ゲンドウの関係

エヴァ零号機パイロットの綾波レイ。

レイは、ユイのクローンであるため容姿はそのままです。そのため、ゲンドウはレイに対してユイの面影を重ねるシーンもありました。

零号機が実験中に暴走した際には、ゲンドウが素手でエントリープラグを開けて、レイを救出する場面もあります。

それだけ、ゲンドウにとってレイは特別な存在だったのだと思います。

綾波レイも碇ゲンドウもあまり人前では感情を見せない人物ですが、2人で話をしているときは楽しそうです。

そんな2人の姿を見て、シンジは嫉妬するのと同時に綾波レイに対して、興味を持ち始めます。

綾波レイと碇シンジの関係

シンジはレイに興味を持ち始め、レイもシンジと関わるたびに感情の変化が生まれていきます。

物語りの後半では、シンジが綾波に対して「雑巾を絞ってる姿がお母さんって感じがした」「綾波って案外主婦が似合ってたりして」と言っています。

それに対して、綾波は顔を赤くします。

シンジは綾波に母親像を感じるのと同時に、レイはシンジに惹かれていったのではないでしょうか?

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